2009年02月04日

ボーナンザ


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昨日は節分だったので“豆”の話題を。



カードゲーム『ボーナンザ』をご紹介します。

(3〜5人用・1ゲーム約45分・定価1,800円)

デザイナーのウヴェ・ローゼンバーグ(1970〜)は
大学在学中にこのゲームを発表し、一躍有名に。

それまでのカードゲームの常識を変えたと言われ、
この前紹介した『マンマミーヤ!』も彼の作品です。

確かに一見手順はややこしいんですが、カードだけで
ここまで面白いことができるのかと感動しました。


この『ボーナンザ』も評判どおりの面白さ♪
 
 
 



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ゲームの概要は、自分の畑に植えた豆をできるだけ
増やし、それを売却して売り上げを競い合います。



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個性豊かにキャラクター化された豆たち♪
全部で8種類登場します。

豆の名称はドイツ語で書かれており、添付されてる
日本語訳の取説に一応和訳はされてますが・・・

いまいちピンと来ないし覚えられんので、絵のまんま
「ガンマン」「パンチ」「酔っぱらい」等々で(笑)




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まずはシャッフルした後、各自5枚ずつ手札に。
残りは伏せて山札にします。
ここまではよくあるカードゲームの準備ですが、
この後がボーナンザの大きな特徴・・・


“手札の順番を絶対入れ替えてはならない”


同じ種類の豆同士で整理するなんて持ってのほか!
配られて重ねられた順番を替えずに保持します。

これがこのゲームをもどかしくも面白いモノに
している一番のポイントなのです。




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手番の最初にすることは、手札の豆を自分の畑に
植えます。自分の目の前に畑が2つあると想定し、
まず手札の一番上になってる豆を必ず植えます。

続けて2枚目を植えることができますが、これは
任意です。写真では2枚目も植えてます。

畑に豆を植える条件は・・・


“ひとつの畑には1種類の豆しか植えられない”


なので、手札の上から2枚が別の種類の場合、
写真のように1枚ずつ分けて植えます。



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次に山札から2枚めくって場に出します。

この2枚のカード、自分の手札にするのではなく
“自分の畑に植えなければなりません”

写真では、めくられた2枚のうち左の豆は
ちょうど自分の畑に植えてる種類と同じなので
そのまま左の畑に植えられますが、
“ひとつの畑には1種類の豆しか植えられない”
というルール上、右の豆を植えるためには
植えたばかりの右の畑の豆を“破棄”して
植え替えなければなりません。


豆にはそれぞれ換金レートがあって、イラストの
下に書かれてるコインマークがそれです。
例えば左の畑の豆だと3〜4豆で1コイン、
5〜6豆で2コイン・・・といった具合です。

つまり同じ種類をよりたくさん植えなければ
売り上げになりません。



このジレンマを解消するのが“交渉”です。


手番のプレーヤーは、山札からめくられた
自分にとって不要な豆を他のプレーヤーに対し、
“交換”あるいは“譲渡”を持ちかけることが
できるのです。

自分にはジャマな豆でも他の人が畑に植えてる
豆なら交渉のチャンスです。

「これあげるから、何かと交換しない?」

持ちかけられたプレーヤーは“自分の手札”から
豆を選択し交渉となりますが、必ずしも受ける
必要はないので断ってもいいですし、1対1の
交換に納得いかなければ複数豆での交換条件を
提示しても構いません。

交渉では非常に各自の性格が出ます(笑)


交渉で得た豆は即座に畑に植えなければなりません。
これは手番プレーヤーも交渉に応じたプレーヤーも
同様です。



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手札の豆は上から植えていくわけですから
もし間にジャマな豆があったら、この機会に
誰かに譲渡してしまうのも基本技です。





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こうして畑に一定数の豆が植えられたら
売却して換金します。

この換金の手順にとても感心したんですが・・・



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豆カードの裏面は全て“1コイン”になってて
売却する豆カードを裏返して収入とします。

写真のように5豆で2コインの価値がある
豆なら2豆裏返してコインにし手元に。
残りの3豆は山札の横に捨て札として重ねます。

で、空いた畑にまた別の豆を植えていきます。




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豆の売却はゲーム中いつでも出来るので、
交渉でいい豆を手に入れたときや畑を整理して
もっとレートのいい豆に植え替えたりと
なかなか自由度が高いやり繰りが楽しめます♪


また、3コイン払えば3つ目の畑が増設可能。
(写真中の青空のカードが3つ目の畑)
畑が増えれば単純に植えられる豆が増えて
楽になりますが、元が取れるかどうかは
プレーヤーの腕次第です。





・・・またまた説明がとっても長くなって
しまってスミマセン・・・(汗)


最初は、カードの運用に規制が多くて
なんだか窮屈な印象だったんですが
すぐに慣れて、逆にその規制の中で発生する
ジレンマが楽しくなってきます♪

プレーヤー同士お互いに不足を補いながら
売り上げを確保していくプレーは非常に
建設的で充実感がありますね。


カードのみのコンポーネントと誰も考え
つかないような斬新なルールで、子供でも
理解できる“交渉ゲーム”に仕上げた
ローゼンバーグにはホント脱帽です。
 
 
posted by MAK at 11:14| Comment(2) | カード&ボードゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ボーナンザはあまり良く内容を知らなかったのですが、この記事でよく分かりました。ありがとうございます(^_^

手札の順番を変えてはいけない、というのは斬新すぎるルールですね!
手札の交換交渉も互いに納得する形で終わるので険悪な感じにならず、交渉ゲームの入門としてもなかなか良いと思います。

ヨーロッパではこのような交渉ゲームが多いですね。小さい頃からこういうゲームに親しんでいれば、交渉上手な人間になれる…のかな?
Posted by ぐんま at 2009年02月09日 01:05
>ぐんまさん
カードを通してプレーヤー同士が直接話し合って
互いの利益を確保するなんて、まさにテーブルゲームの
醍醐味のひとつだと思います。
終了時は他のゲームとはまた違った充実感がありますよ♪

確かに欧州のゲームは、ちょっと対象年齢が上がると
交渉や計画の要素が入ってくるイメージがありますよね。
日本だと比較的パズルや理詰めの要素が好まれる気がします。
この辺りは過去の歴史と国民性が出てるんでしょうね。
 
Posted by タカ at 2009年02月09日 09:12
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