
Michelleとの決別は突然だった。
・・・いや、必然だったと言うべきかな。
彼女が、名前も含めて自分の本当の素性を
明かしていたなら、俺は彼女を助手席に乗せる
ことはなかっただろうし、共に夜を過ごすことなど
到底ありえなかっただろう・・・
とにかく、彼女のことは忘れるしかない。
Patrick McRearyと知り合ったのは
その少し前だったと思う。

Michelleとの一件の直後「仕事の話がある」との
連絡で、彼の自宅に招かれた。
Patrick McReary、通称Packieは、この街では
衰退しつつあるアイルランド系ギャングの
若き有望株で、McRearyファミリーの一員。
要するに逆らうと面倒な人間の一人というわけだ。

彼は母親と姉のKateと同居していた。
なんとなくKateの俺を見る目に特別なものを
感じたが・・・気のせいだろうか?

Packieとタクシーで現場へ向かう。
仕事内容はいたってシンプル。トラック強奪だ。
ただ、「強奪」というだけに厄介な連中を
相手にしなければならないようだが・・・

埠頭の倉庫街に着いた。
ここにボートで運び込まれた荷が降ろされ、
トラックに積み換えられるらしい。

屋根の上から様子をうかがうと、予想どおり
肩から物騒なモノをぶら下げた連中が
トラックの周囲をしっかりガードしている。

二人きりで正面から突撃するほどバカじゃない。
Packieの攻撃でヤツらの目を上に引きつけ、
そのスキに下に降りた俺がヤツらを片づけつつ
トラックを奪う。

日が昇り始め、明るくなってきた。
早いとこ仕事を終えたい。
俺とPackieの作戦はひどく単純だったが、
低能なヤツらには充分効果的だったようだ。

手傷を負うことなくトラックを奪取。
あとはコイツを所定にガレージに乗り入れる
だけだったが、壊滅させたと思ってた連中が
発砲しながら車で追っかけてきた。
一般車を巻き込んで、なんとかガレージに
たどり着いたが、少々手こずってしまった。
やはりタクシーばかり利用せずに、たまには
自分の運転の腕を磨いておかないとダメだな・・・


今でも未練がましく電話してます(笑)
英語できない僕でも彼女が語った内容は、
単語追いかけて時間差で何とか理解できました。
時間差だっただけにNikoのリアクションに
少し遅れて「ハッ?!何それ?!」って。
僕もリアルにショックでしたね(笑)